介護事業所への情報発信のDX化で
業務負担の改善と確実な情報共有を実現

顧客名:東京都八王子市様

事業者支援情報共有データ蓄積
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八王子市 福祉部高齢者いきいき課
課長
吉本 知宏 様

東京都八王子市
人口:560,971人(令和5年11月30日現在)
世帯数:282,284世帯(令和5年11月30日現在)
概要:都心から西へ約40キロメートル、新宿から電車で約40分の距離に位置している。地形はおおむね盆地状で、北・西・南は海抜200メートルから800メートルほどの丘陵地帯に囲まれ、東は関東平野に続いている。
平成27年(2015年)4月に、東京都初の中核市となり、人口約56万人の多摩地区のリーディングシティとして、21の大学等を抱えた学園都市として、発展を続けている。
URL:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/
2022年8月インタビュー実施
トーテック
―最初に、ケア倶楽部導入前の介護事業所との情報共有の方法や頻度について教えてください。
吉本様

八王子市内の介護事業所は600以上あるのですが、これらの事業所に対して、厚生労働省や東京都から出される情報や本市からの情報を、週2回から3回ほどメールやFAXで提供していました。
制度改正などの際には毎日のように連絡することもあるため、かなり手間がかかっていました。

トーテック
―メールやFAXではどのような課題があったのでしょうか?
吉本様

メールの場合は1回で全て送信できていたのですが、FAX送信は非常に時間がかかりました。古い機械ということもあり、送信に2時間、場合によっては翌朝までかかることもありました。
通信中は受信ができないため、業務時間外に行っていました。そのため、日中の業務時間中にリアルタイムで送信できないという課題がありました。

また、メールでもFAXでも事業者さんが実際に送った情報を確認できているか把握できないことは課題でした。

通知の見落としのために申請期限があるものに間に合わないようなこともあり、重要な事項については通知を見ているか電話で確認することもあったため、大きな手間が発生していました。

トーテック
―そのような中、ケア倶楽部の導入に至った経緯について教えていただけますか。
吉本様
別の件で他自治体に視察に行った際にケア倶楽部の存在を認識したのですが、先程課題として挙げた業務負担や事務負担をどうやって改善できるかという観点から、時間の短縮と連絡方法の一元化によって、ミスやトラブルを防ぐことができるのではないかと考えて導入しました。
他のシステムも検討しましたが、通知やお知らせに特化した機能が使いやすく、トーテックさんを選ばせていただきました。
トーテック
―導入してメールやFAXでの連絡業務とどのように変わったのでしょうか。
吉本様

情報発信の必要があるものについてはこちらでケア倶楽部に掲載し、同時にメールが配信されるようになっています。
事業者さんはすぐに情報を受け取れるようになっています。
また、事業者さんのメールアドレスがシステム内に登録されており、本市で個別に管理する必要がなくなりました。

未読、既読の記録もシステムで管理しているため、事業者さんが読まれたかどうかも確認ができます。

トーテック
―八王子市内の介護事業所の登録が98%と高い登録率になっています。
吉本様
ケア倶楽部を導入するにあたって、これからはFAXではなくケア倶楽部で送りますというアナウンスをしたので、それで皆さんが登録していただいたのかなと思います。
登録率がなかなか上がらなかった当初は、電話で登録のお願いもさせていただきました。
トーテック
―他にケア倶楽部を導入して実感された効果はございますか?
吉本様

コロナ禍でのワクチン接種にあたり、介護事業者の従事者の方に接種の希望をとって接種人数を把握するために、ケア倶楽部のアンケート機能がとても役に立ちました。
早いタイミングでの集計ができましたので、非常に効果的だったと考えています。
ケア倶楽部がなければ回答のない事業者さんに確認する必要があったので、とても大変だったと思います。

コロナ関連の情報は、介護保険最新情報として頻繁に通知が出るようになりました。ケア倶楽部によって、情報が迅速かつ漏れなく伝えられる仕組みができたことは有効でした。

トーテック
―介護事業者にとってのメリットとして感じられることはございますか?
吉本様
過去の情報を確認する際にメールだと一つ一つ探さなければならないのに対して、ケア倶楽部では過去の情報が一か所に集約されているため、非常に便利で時間の節約にもつながっていると感じています。
本市では高齢者福祉の管轄は指導監査課、高齢者いきいき課、高齢者福祉課、介護保険課の4つあり、これらの部署でケア倶楽部を使わせていただいています。複数の部署が1つのプラットフォームであるケア倶楽部を使うことによって、情報が集約されることは事業者側から見ても利点だと思います。
トーテック
―今後の活用方法について教えていただけますでしょうか。
吉本様
現在DXの重要性が高まっており、情報をリアルタイムでキャッチできることは非常に重要だと思います。
コロナ禍以降、国や自治体から事業所に伝えるべき情報の量は大きく増えましたが、それでもコロナ前と比べて早く、より確実な情報連携を実現できています。今後は、事業所の登録率100%を目指しながら、『ケア倶楽部』を介護事業に関する重要な情報プラットフォームとして、引き続き積極的に活用していきます。

当社スタッフコメント

八王子市様がケア倶楽部を導入、並びに私が担当をさせていただいて、今年(※2023年)で3年が経ちます。
導入年度は介護報酬改定のタイミングであり、新型コロナウイルス感染症が流行したタイミングでした。
そのような、事業者様への連絡を多く行うタイミングで、『確実な情報伝達が行えるケア倶楽部があって、助かった』とおっしゃっていただいています。
これからも八王子市様が発信をしたい情報を、より多くの方に確実に送れるように、引き続きご支援をさせていただきます。

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